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クリントン大西の裏日記

2017

1022
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2013

0902

Twitterで書いてたことをまとめつつ、今回の(アメリカなどの)シリアへの軍事介入について、わたしなりの意見を述べたい。




結論からいえば、わたしはシリアへの軍事介入には反対だ。


発端は、シリアの化学兵器使用疑惑──────そう「疑惑」。

アメリカやフランスの情報部が、独自に情報を得てその事実を断定したとあるが、イラク戦争の時も、ブッシュ大統領は「大量破壊兵器はある!」と断定したんじゃなかったか?(そして、なかった)。まだ国連の査察団も入っていない段階で、しきりに軍事介入を強行しようとしているなんて、その時点でちょっと頭おかしい。

つーか、アレですよ。

「化学兵器使用は最悪」

とやたらと繰り返しているが、では暴徒鎮圧用に使われるゴム弾などはセーフなのか(ゴム弾という平和的名称に反して、あれは普通に人をぶっ殺せる)、マシンガンで蜂の巣にするのはセーフなのか。また、無辜の市民を無差別皆殺しの空爆はセーフなのか。何故、化学兵器だけ突出した悪扱いされているのか。これも意味不明だ。


通常兵器が、化学兵器に比べ
「人道的」とする根拠は何か。



爆弾だって基本的に無差別だし、手足が吹っ飛ぶ、視力を失う、PTSDなど後遺症目白押しだ。環境に後々まで与える被害だって、化学兵器に負けてない。原爆の使用と類比させてアメリカを非難する人もいるが、そういう意見を聞くと「え、じゃあ普通の爆弾は道徳的にOKなの?」と、つい思ってしまう。

「化学兵器を自国の罪もない一般人に使用」──────まず本当にそれはただの罪のない一般人だったのか、そもそも化学兵器使用は事実なのか。反政府組織が使っていないという確証はあるのか。化学兵器禁止条約では、国内の暴動鎮圧を含む法の執行のための目的で化学兵器を使用することは認められているが、それについてはどうなのか。


ざっと調べただけでも、これだけのツッコミどころがある。

「シリアはもはや即刻ブッ叩くしかない極悪国家!」・・・・・とするには、いかにも材料が不足していると思うのは、わたしだけであろうか。こんな程度の理由で叩けるんだったら、北朝鮮今ごろ地上から消滅してね? とか。


シリア騒乱を、同国民同士の紛争と考えるのも、ちょっと短絡的。

国外勢力も多数「参戦」しているし、政府vs反政府といった単純な構造でもない(部族間抗争なども、国境を越えてかなり複雑に入り混じっている)。そうでなくてもイスラエルやイラクという最高に面倒臭い国々と面しているという時点で、色々「お察し」だ。


・・・・・と、こういう事を書くと、こんなこと言ってくる人がいる。

「アサド軍が夥しい数の人を殺戮してきたことをスルーしている人には、『恥を知れ』と言いたい」

こういう人は、こう返してやりたい。「なるほど、では同じ口で『夥しい数の人を殺戮してきたイスラエルやアメリカをスルーしている人は恥を知れ』と言えなきゃ嘘ですよね」と。


たとえばイスラエルとか定期的に無茶苦茶やっている訳ですよ。

もちろんその瞬間は世界各国から非難を浴びてアメリカが庇ったりそんな感じだが、間違っても「罪のない市民を無差別に殺戮する決断を下した者を罰する用意が、我が国にはある」などと、フランス大統領が言ったりはしない。シリアには言うのに。

殺戮の罪が「ぶっ殺した人の数」で決まるとするなら、シリアのアサド軍がやったとされる殺戮数よりは、ぶっち切りでイスラエル、アメリカ、あるいはその他西洋諸国の方が多いだろう。もちろん戦後限定で。いや、冷戦終了後限定でも良いけど。それらも平等に罰せられるというなら、シリアへの制裁も正当だ。


こういう騒動が起きると、必ず始まるのが「反戦デモ」で、こういうのは伝統的に左翼運動家のテリトリー。案の定、今回も精を出して頑張っていらっしゃる。

左翼嫌いの人は、あの手の連中が行うあらゆるデモ行動に嫌悪感を持つものだ。それはある意味、左翼連中の自業自得で「これまでの事もあるからなぁ~」て感じだが、当然ながら全活動がおしなべて間違っている訳でもない。反戦活動などは、基本的に正しいのだろう(オスプレイ反対とか、ああいうバカバカしいのは当然除く)。殺戮が「善い」訳はないからね。
 
でも戦争には必ず大義名分があり、つまり正義のもとで行われるのが通例だ。

「俺も戦争はしたくないが、仕方がなかった。やるしかなかった」

─────と。
日本の原爆投下についてよく耳にする言い訳ですな。

ではシリアへの軍事介入は「やるしかない、ほかにもう何の選択肢もない」からやるのか? 先日失言しちゃった国連事務総長も、この件では正しい。

そうそう、これも書いておくか。

アメリカがしきりに独裁者のイメージを植え付けようと躍起になっている、シリア現大統領・バッシャール・アル=アサド大統領は、どう穿って見ても独裁者ではない。穏健派かつ改革派で、先代(父親)と違い、代替わりしてからは強権を殆どふるわず、政治は内閣まかせ。

シリア争乱──────現在まで続く内戦状態も、元はといえば2003年、イラク戦争のせいでイラクからの難民や武装勢力が集まった事も遠因にあり・・・・あれ? イラク戦争起こしたのって、どこの国だっけ?




念の為・・・・

わたしは何かあるとすぐ「親米ポチ」「米帝の傀儡」などと口走る連中とは違うとはっきり言っておく。TPPも郵政民営化もアメリカの陰謀なんや! で済ます種なしピーマン頭でもない。日本政府の親米路線、基本的には正しいと思う。ついでに言えば、先の大震災の時、救援に駆けつけてくれた在日米軍にも感謝しているよ。

でもイラク戦争には反対だ。シリア軍事介入にも反対だ。


そういやバラク・オバマって、ノーベル平和賞を受賞してたんだっけ。
今となってみたら、こんなエスプリの利いた話もないよな。

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