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クリントン大西の裏日記

2017

0323
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2012

0412

ついこの間『漂流少女』のレビューを書いたと思ったら、もう一田さんの新作レビューを書く流れとなった。

毎度タダで本を頂いて大変有り難い────っていうか申し訳ない(汗)。せめて、その価格分ぐらいは宣伝効果を発揮したいと(毎回)思う。



今回は出版社が講談社であることからも判る通り、いつもの「君島シリーズ」ではない(君島もゲスト出演するけどもね・・・・)。


では、以下ネタバレ感想。





【『キリストゲーム』読書感想文】 

主人公:キモオタ高級官僚
ヒロイン:十頭身の戦闘民族


Christgame.jpg

















※クリック拡大。一部誇張・嘘あり


・・・・・・今回はまぁ、なんか凄いキャラ立ってるよね(笑)。

ラノベ的というか漫画的というか、個人的には80年代の怪奇SFシリーズを連想した。志茂田景樹とか夢枕獏とか。もっともそこはリアリズム重視(?)の一田小説ワールド、荒唐無稽さは極小に、あくまで現実味溢れた中でのちょっとした非現実的要素といった演出になっている。


いつものサイバーなやり取りはそのままに、ちょっと政府のキナ臭い感じのアレを漂わせつつ、何故か主人公はキモオタで、ヒロインも全然主人公にコロッとイッちまわない(その予兆すらない)唯我独尊・独立独歩の戦闘大好き女ときた。

正直どの層を狙っているのだといった感じだが、これがまた奇妙に歯車が合っており、未知の化学反応を見た気がした。この辺り、計算だけでは行き着けない異次元であると思うが、どうだろう。


言葉の罠=言罠(ことな)言霊(ことだま)ということだろうかね。

この、効果は絶大ながらもビジュアル的にかなり地味な超能力こそ、当作品のSF要素である。ラストの引きから推察して、恐らくシリーズ化する気満々。

そのせいかどうか、黒幕っぽい人達が特に何の伏線もなく出てきたのには多少引っかかったかも知れない。京極夏彦『塗仏の宴』ラストにも通じる、この妙な中途半端感。

箱崎早希は、その戦闘力を後半で大爆発させる。少年を追いかけるシーンなど、殆ど筒井康隆である(まぁ筒井作品なら、ここで少年は盛大に失禁脱糞していなくてはならないのだが・・・・)。

反面、相手も戦闘のプロとなるや、いきなり電磁兵器の田植えを開始したりする。あれだけ派手なキャラだったのに、なんという地味さへの転身。てっきり銃弾ぐらい素手で弾き返すとばかり思っていたのに・・・・・ッ!


と、なんか後半良く分からない感想になっちゃったけども、とにかく今回はひたすら娯楽作品を目指しまくった結果、こんなん出来上がりました────というような作品に仕上がっている。

社会問題のようなものにも一応触れてはいるが、基本的にその辺はどうでも良く、読んで面白ければそれでいいのだぁッ!(クワッ)的気迫に充ち満ちている。それで実際に愉快痛快な小説になったのだから、これはもう成功というほかない。


さらに今回は講談社ノベルズということもあり、前作、前々作に比べて破壊的なお求めやすさ(税別で880円)。書店で見かけたなら、とりあえず「買い」でしょうな!(と、セールスもしておく)。
 
 
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無題
とりあえず近くの書店で探してみよう。ヒロインの髪の毛が金色になることを期待して。
コロ 2012/04/13(Fri)06:21:40 編集
無題
講談社ノベルズなので、結構見つかりやすいとは思いますが・・・・いや、さすがに金色に変色はしませんw
クリントン大西 2012/04/13(Fri)17:02:41 編集
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