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クリントン大西の裏日記

2017

0727
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2012

0617

最近、本を貰っておきながら読書感想文がひどく遅れており、大変申し訳ないです(汗)。



「いちだかずき」さん(一田和樹さん)の、恐らくは初のライトノベル作品。紀元前の古代中国を舞台としたファンタジー。いやぁ・・・・本当に、色んなものをお書きになりますなw


というワケで、以下ネタバレ感想。

 


【式霊の杜・読書感想文】


どんなに中国の歴史に疎い人でも、「三国志」と「始皇帝」はまぁ知っているだろうと期待したいが──────この物語は、その始皇帝が死んだすぐ後の話、再び戦乱の世となった後、これまた歴史に名高い『劉邦』と『項羽』が天下の覇権を競って相争う────ものすごくダイジェストに言うと、そういうアレだ。

そこにどんなファンタジー要素が絡むかといえば、「式霊」という・・・・・まぁ古代中国風味を醸した「学習型超能力(つまり魔術)」である。要はこれで火炎放射したり死ね死ねビームを出すわけですよ。それだけ理解しておけば、もうこの小説を読むにあたり、怖いものは何もない。

主人公は西緒という少女で、自分では可愛くない十人並みの外見といっておきながらイラストでは十分可愛いというまぁラノベではありがちな女主人公で(笑)、年若いのにスゲー超能力が使えたり武術無双だったりする辺りも、これまた定石をまったく外さない。カレシがイケメンなのも、言うまでもないぐらい当たり前の仕儀であった。

一応主題は、呪われた血(定番)・・・・に悩み、恋に悩み、立場に悩む等身大少女─────に見せかけて実はちっとも等身大じゃない女の子の心情の揺れ。そこに、共感して貰いたいという仕掛けだな。

・・・・が、大多数の読者が注目するのはむしろ項羽のブレイン役たる「范増」であろう。疑いなく敵なのだが、なんとも憎めない中間管理職っぷりがいい。本作の項羽は想像を絶する原始人で、まるっきり蒼天航路の呂布である。それに対応する范増はまさに陳宮そのもの。

本作は恐らくシリーズ化を念頭においたものと思われるので、今後もこの二人のコントが楽しめると思うと知らず目尻の緩むものがある。



毎回頑張って立てる策が、いつも主君の気まぐれで水泡、的な。

一方の劉邦は、思ったよりもアホの子じゃない─────というか、むしろ劣化版・征服王イスカンダルって感じ。なんだか知らんが、とにかく人を惹きつける、いわゆる「風靡の才」を備えたアホの子・・・・いや、やっぱりアホの子なのだが、ただのアホの子じゃないっていう。

劉邦といえば、その嫁さんになる予定の「呂雉」ってのが、中国史三大鬼畜女に数えられる超ド外道なのだが、きっとこの作品でも後々活躍してくれるものと信じてやまない(笑)
 
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