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クリントン大西の裏日記

2017

0923
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2011

0512

はい、久々の読書感想。

今回は第三回『福ミス』受賞作『檻の中の少女』(一田和樹)



以前も書いた通り、わたしはこの本をタダでいただいた

という訳で、わたしはまず読書感想をメールで一田さんに送り、Amazonのレビューを書き、ついでにTwitterでも軽い感想を記し・・・・・そして本日、ブログでも書くと。

何しろタダで本を貰ったわけだから、その恩には報いなくてはならない。─────そう、わたしはそういう義理堅い男なのであった。大事なことなので2回言っときます。わたしはそういう義理堅い男なのであった!

わたしにタダで本を与える予定の方は、「クリントン大西ならば、この程度の動きは見せてくれる」と大いに期待して良いです。

・・・・・まぁあの、Amazonに必ず星マーク5つとか、そういうアレは期待されても困るのですが(嘘は書けないので)────その辺はフェアにやらせて頂くショゾン。無駄な引きずり落としとかはしないので、その点についてはご安心あれ。


つーわけで、以下ネタバレ感想。

未読の方は撤退されたし・・・・と一応しておくけども、わたしが書くネタバレなんて毎回どーってことないって噂だし、何よりネタバレ怖い人はそもそもレビューとか見ねぇだろ、的な気分もある。

つまり「読む読まないは、勝手にしてくれ」だ。






【檻の中の少女 読書感想】


「この作品に出てくる『マダムシルク』は実在の店なんだよッ!」




読みやすいです。
なんといっても読みやすい

シンプルにして最高の美点だ。

わたしもぶっちゃけ、“読みやすい文章”というのについては結構自信がある方なのだけども、一田さんの小説は実に「場慣れ」している感じ。バリバリ書いてますよ、ガンガン書いてますよ? というのが伝わってくる。

まぁ、これはいわゆる「推理小説」ではない。島田荘司は巻末の評にて“実はハードボイルド”と定義していたが、そうだな・・・・・「空回りのダンディー」=「道化」=「新時代の固ゆで卵」という事なのかな?(いや、ハードボイルドとか良く分からないんで)。

自殺サイトネタ、以前拝読した一田さんの短編小説にも同様の設定が出てきた。短編の段階では「結局なんなの? 自殺サイトって・・・・」という感想であったが、その謎が今回具体的に解体された気分。

というか─────実は「自殺サイトネタ」については、森博嗣がなんかで書いてたんだよね(θとかΓとかがつくシリーズの1つ)。ただし、あっちは自殺という行為そのものにスポットを当てていたので、本作のそれとは主旨が異なる。

「自殺サイトで金儲け」というのは、まさにコロンブスの卵。

わたしなら、自殺サイトと来たら「妙な宗教団体」とか、「狂言自殺」といった程度の発想で止まっていたと思う。そうだよな・・・・悪事は「カネ儲け(実利)」に繋げるのが基本だよな


【2人のヒロイン】


女子高生=うざい。
和田さん=エロい。

もうこれに尽きる。


和田さん=エロいといっても、いわゆる峰 不二子系ではない。むしろミスター・スポックのごとき、浮世離れした理詰め人間なのだが────「肉感的」という描写がただの一行あるだけで、最大級のエロさが醸されるという寸法だ。ギャップ萌えの一種かも知れぬ。

この作品で人気投票をやったなら、ほぼ確実に和田さんが一位になると思う。



【暗黒卿おばあさん】


いわばこの人がラスボスな訳だが、初登場時からあまり隠す気がないというか、のっけからオーラ出まくり。30ページ目ぐらいで「あ、真犯人かな」と勝手に思ってしまった。


キャラクターで言えば、主人公の失敗ダンディ男が一番「定型的」で、平板な印象を受ける。法月倫太郎初期作品に出てきた、やたらハードボイルドチックな高校生(周囲から浮きまくり)を、なんとなく連想した。なまじ女子高生だとか和田さんにリアリティがある分、よけい“人造”っぽさが出てしまったのかも。


【展開】


ストーリーを分解すると、非常にオーソドックスな起承転結構造であることが知れる。

(1)主人公、見せかけの敵に向かって直進。
(2)思わぬ展開。「くっ、一体どうなってやがる?」
(3)伏線を活かしたカッコイイ解決。「やっぱね、主人公だしね!」
(4)実は真の敵が身近に・・・・!(ざわっ・・・・ざわっ・・・・)

そこへセキュリティの話、おゼゼの話(ストックオプションとか)、自殺サイト───などといった、普段の小説読書ではあまり耳慣れない要素が絡まって、斬新な読後感の提供に成功した・・・・のかな?(自信なし)。


頑張って貶そうとしても揚げ足取りが難しい、実に完成度の高い作品。強いて言うならば、Amazonレビューにも書いたぐらいなものだけども─────そう、個人的な意見をさらに加えるなら、最後の長い語り・・・・・・「檻の中の少女の独白」・・・・これが少ししんどかったです。

これはなにもこの作品に限ったことではない。

シャーロック・ホームズシリーズの第一作目『緋色の研究』や、島田荘司作品の『占星術殺人事件』にも感じたこと。犯人の長い語り────あれ実は、個人的に辛いんですよ。好きな人は好きなんだろうが、もうこれは趣味・好みの次元に入っていると思う。結構その辺は、サッパリザックリ終わる方が好み。

ま、「いやいや、オメーの個人的好みなんざ知らねーよ!」と言われればそれまでなのだが(苦笑)────ほら、コレ一応「感想文」ですからね。評論とかはできないので。


ちょっとAmazonのレビューを淡泊に書きすぎたので(いや、短い方が良いかなーと・・・・)、感想文はそれなりにいっぱい書いてみた次第。


とりあえず、惰性でNortonのアンチウィルス使ってるわたしは負け組だッ!(笑)

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