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クリントン大西の裏日記

2017

0725
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2012

0602

いやぁ~・・・・・まずは、本を貰ってから感想を書くのがこんなに遅れてしまったことを、著者・知念 実希人さんに深くお詫びいたします(汗)



ちなみに以前、大阪で一田和樹さんとお会いした時も、知念さんのことが話題にあがった。

「現役のお医者なのに、Twitterやたら精力的ですよね」
「え、まさか・・・・・勤務時間中に?!」
「トイレにこもって・・・・」
「患者と話しながら、平然と仕事用のPCで・・・・」


あ、あの、感想いきます(苦笑)





【誰がための刃~レゾン・デートル~】


まず作品内容とは関係ない話だけども、ハードカバーの小説ってかなり久々に読んだ。『檻の中の少女』が最後になるのかな? 全部、貰い物だ(笑)

自分でハードカバーの小説を買うことって、もうないと思う。高いし、かさばるし、読みにくい。持ち運びにも不便だ。何故最初から文庫で出さないのか不思議。その方が単価を安くできる分だけ、手にとって貰える率も高まるだろうに。

すでに名を売った作家ならさておき、新人がハードカバーで本を出すメリットなんて本当にあるのか? 出版社的には文庫よりハードカバー単行本の方が利益率が高いと聞くけども、それにしたって「売れりゃあ」でしょ? 新人の本は印税率を7~8%に抑えても、より安価な形で出すのが合理だと感じるがなぁ。どうせぽっと出の新人の本など書籍の棚に並べて貰える確率低いんだから、それなりの手は打たないと、作家さんも報われない。道楽でやってるんなら別だけど・・・・。


で、作品感想。

何作か最近の『福ミス』受賞作を読んできての印象は、「もう本格ミステリとかはどうでもいいんだな」ってこと。何がどういう根拠で本格かなんて議論はする気もないし正直どうでもいいが、少なくとも審査員である島田荘司が長年提唱してきた本格ミステリ、はないだろう。もしかしたら、第一回目受賞作『玻璃の家』が、唯一それに該当する作品だったのかも知れない。

でも、島田荘司主催の小説賞ということで、その受賞作に読者の多くは「そういう本格ミステリ」を期待する筈であり────まぁ了見の狭いことではあるが(苦笑)─────そこを読み違え、ガッカリするという読者は多少いるかもだ。


個人的な読書感想としては、まっさきに狂気太郎さんの『モラル』を思いだした。

あれも、いわば末期患者が主役で、それが世直し殺人鬼となるみたいな粗筋────もっともあちらは超常伝記ホラーといった色彩が濃いし、テーマも(途中からの)仕掛けも違うのだけども、類比性は強く感じた。もしかしたら、知念さんも『モラル』読んでたのかも知れない。

その世直し殺人鬼こと「ジャック」、その共犯として巻き込まれる主人公の「雄貴」(末期ガン)。作者としての視点は間違いなく主役に注がれているように想像されるが、個人的にはジャックの方に感情移入していたw 何しろ、どう考えてもこっちの方がクールだ。田中さんだった時など、「さすがジャックだぜ、フー!」などと喝采してしまった。

主人公は「死」という直近の恐怖に怯えるイケメンのスポーツマンのインテリエリートで、残念なことに共感できる要素があまりない(苦笑)。「少女との純愛」とかいっておきながらしっかりヤルことはヤッちゃうし、なんだかんだで幸せENDじゃねーかこの野郎! とつい邪念が入ってしまうのであった。だいたい真琴の立場ないしね・・・・ないよね・・・・。

比較的すぐ人がさっくんさっくん死んでいく作品なので、死1つ辺りの重さが相対的に軽く、人殺しのタブーが後半薄まっていく。だからヤクザが死のうが石田が撃たれようが屁でもなくなるのだが、松田さんが死んだのはショックだった。どう考えても石田が死ぬべきだった。役たたずめ。

────と、こんな案配で、
しっかり最初から最後まで楽しんだ訳ですな!(笑)


ドラマとかにしやすい素材だが、でも2時間じゃビミョーに足りないっぽい。3時間? ジャックのキャラが、もうちょい掘り下げられていて、なおかつ恋人の死が~とかそういうウェットな部分を削ってくれれば最高だった。もうちょい徹底的にイカれた奴だと良かったのに・・・・・でもそんなキャラ、読者が受けつけんか・・・・(苦笑)

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新作も、ハラハラドキドキ
ミステリー色は弱くとも、楽しめたからいいっか〜てなところですな。

新作「ブラッドライン」も文章サクサクでついつい最後まで読んでしまいました。
前作に引き続き医療ミステリー作品です!

birthday-energy.co.jp/
ってサイトは知念さんの人生にまで踏み込んでましたよ。専業でないところに良さが出てるんだとか。今後に期待です!
momonga 2013/08/30(Fri)21:38:13 編集
無題
あ、もう二作目が出ていたのですね。快調に執筆されているようで、何よりです。お医者さんをやりながらというのは大変ですが、頑張って欲しいものです。
クリントン大西 2013/09/01(Sun)04:25:46 編集
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