クリントン大西の裏日記

2010

0314
19:17

本日一本目の記事で、「作家志望者がブログとかを書かない or 書いていても検索で引っかからないようにしている」関連のコメントを交わした。

それらを受けた後、更にわたしなりに想像力を広げ、一応の「書かない・広く公表しない」代表的理由を考えてみた次第。ちょいと長くなるが、まぁつき合える人だけつき合って欲しい。何だか知らんが、火がついちまったんだぜ?(笑)


【作家志望者が、ブログなどを書かない・公表しない理由】

・小説を書くのに空き時間を費やしたいので、ブログなどは書かない。
・「作家のパーソナリティ」などの先入観を与えず、純粋に作品を愉しんで欲しい。
・ほかにも仕事をしていて、そういうネット活動がバレるとなんか困る。
・そもそも、ブログなどを書く意味を感じない。
・情報発信は常にリスクを伴う。余計なことを書いて、思わぬトラブルが起こることを事前に回避したい。


─────これらの「混成パターン」が多そうだ。


例えば「時間に余裕がなく」「ブログを書く(積極的な)意味を感じない」・・・・とすれば、まぁ、書かないだろう。オンライン活動を「宣伝・広報」と考えるならば、少なくともそのサイト・ブログが『メディア化』していなければならない。

どこぞのメディア人のお説によると、サイト・ブログが『メディア』の条件を満たす最低ラインは「1日1000アクセス」なのだそうだ。つまり、月間で3万アクセス前後(ちなみに、『クリントン大西の裏日記』平均アクセス数は現在1日あたり400前後だから、まだメディアになっていない)。

こーゆーウェブサイト・ブログの提供コンテンツは「蓄積」がモノを言うので、「作家デビューしてから作っても遅くない」という考えは正直甘い

森博嗣は90年代後半すげー面白い日記を毎日とんでもない分量で書いていたが、あれだって軌道に乗るまで時間がかかっている。「ネット黎明期で、今より恵まれた環境だったかも知れない」+「中身が確実に面白い」──────でもだ。

わたしはネット上の活動を『広報・宣伝』のみでは考えていないが、一応「それも」視野に入れてはいるので・・・・・具体的に言えば去年の夏あたりから、シコシコと準備を始めている。

現在ここの日記に1日あたり20分~1時間ぐらいはかけている。これは、「その時間が捻出できない」人には難しいだろう。仕事があったり、家庭があったり、周囲に「時間をかけなければならないしがらみ」があったり────それは各人様々「何か」があるだろう。

わたしは人生を調整して時間を捻出できる環境を構築したが、それはたぶん、一般的な「在り方」ではないと思う。「時間がない、なんてのは言い訳だ!」・・・・・いや、本気で冗談抜きでマジメに時間がない、というのは確実にある。『多数派』ではないだろうが────「ある」だろう。

故に、「そういうタイプ」の作家志望者は、小説だけに専念するのが正しい。


次。

「作家のパーソナリティ」などの先入観を与えず、純粋に作品を愉しんで欲しい・・・・・既存のプロ作家の大半は、それから言えば『失格』だな。

例えば、わたしはこういう夢想をたまにする。

大作家、中堅作家、新人作家・・・・に加え、『まだ賞も取っていない小説書き』をごっちゃに混ぜて、完全匿名で小説の短編集を作る(誰が参加する、というのは当然伏せて)。そしてオンラインで人気投票をやり、1位から最下位までを決定。すげー愉快なことになると思うんだ、コレ(笑)。

無論、こんなアイディアは絶対実行されない。「大作家」「中堅作家」にとっては、ほぼデメリットしかないもの。勝って当然、負けたら恥さらし────こんなモンに敢えて参加する大馬鹿は、わたしと同種の連中だけだ。


「先入観を与えず、純粋に作品を愉しんで欲しい」

・・・・・これは真の強者の理論


そしてきっと、大半の「小説書き(プロも含む)」はソレではない。わたしも、その意味では「弱者」だろう。

純粋に作品のみで勝負したい、という欲望がある反面、「でももし、自分に今まで築き上げてきた“ブランド”があるとすりゃ、それは遠慮なく利用しちゃいそうなのよ?」────────故に、この理由は『一般的な理由』としては挙げにくい。


「(ほかにやっている)仕事の関係で、あまり自分を出したくない」

たとえ職場にヒミツでブログなどをやっていたとしても、それを「作家共通ペンネーム」でやった場合、受賞後に困ると。印税処理の関係で、どうしても会社に「作家になりました」はバレる。

「え、何て本なの? 今度買うよ。ペンネームは?」
「いや、そのぉ~・・・・」

これは絶対あるな

わたしはご存じ「馬鹿者」なので、過去の職場にいた時もウェブサイトは全オープン。同僚も、上司も、みんな知ってる状態。そこで職場批判まで書いていたってンだから、我ながら大したアホである。

いやまぁ、実際特に何の問題もなかったんだけどね──────それはわたしのキャラクターによるところも大きいのか知れんし、そうだな・・・・・・コレもまた、「一般例」としては挙げにくい。普通は「隠したい」だろう。

わたしよりも遥かに穏便で、遥かに無難で、遥かに人畜無害な内容だったとしても・・・・・そう、どこで誰の逆鱗(げきりん)に触れるかは「分からない」のだ。極めて現実的、理性的処置と言える。

【情報発信は常にリスクを伴う】

・・・・・これは真理だろう。その意味では「小説を発表することさえ危険」だが、まぁそれは仕方がないとして──────可能な限りリスクを回避したい、という欲求は理解できる。


うーん。


長々と書いてきたが、結論らしきものが見えてきたぞ。

要約するに、こうだ。

「リスクを回避したい」
「時間がない」

─────結局、この2つに絞られる。


『福ミス』第一回、一次選考通過者のうち、わたし以外でサイト・ブログを発見できたのは20人中1人。第二回は、やはり(前回との重複者もあるが)16人中1人。

平均して、「条件」をクリアする作家志望者は5.6%となる(わたしを抜いて)。
※「条件」=投稿者と分かる形でブログなどを運営
(一定のリスクを据え置いてもそれをやる意義を感じ、実際に行動し────そして、それができる「時間」を持つ人間)


こうして数字に出してみると・・・・・・
「あ、そんなモンなのかも」という気がしてくるから不思議だ。


うん、そうだな。それぐらいの数字が「妥当なライン」なのかも知れない。


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無題
実は僕などは、毎日ブログ更新をしていますが、「ブログを書かない理由」の一覧の方に心当たりがあったりします。

ブログを辞めるとまではいかなくとも、更新頻度を少し下げようかなと思ったことは何度もありますからね。

もちろん、小説家になって人に認められたいという名誉欲は今でもあります。でも最近は、ブログで書くことも小説を書くことも、とりあえずどちらもひっくるめて「人生の活動」と考えるようになってきました。

自然体で、書きたいものを書ければいいや~って感じでしょうかね。
きうり URL 2010/03/14(Sun)20:53:33 編集
自然体
それから言えば、わたしのような生活サイクルは、余人から見るに著しく「不自然・無理してる」みたいな感じに見られるらしいのですが、実はこれもごく自然にやっていることだったりします。

ただ、小説を書くという行為は、わたしの中では「不自然」ですね(苦笑)
クリントン大西 2010/03/14(Sun)21:58:10 編集
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